実は奥深い?割り箸の世界<木材について>

これまで2度にわたって割り箸についてご紹介してきました。
ある程度その奥深さについてご理解いただけたかと思いますが、最終回となる今回は意外と肝心な割り箸そのものに使われる木材について取り上げてみたいと思います。

□アスペン

ホワイトポプラとも呼ばれる木です。
柔らかく加工性に富み、非常に安価であるため、一般的に流通されているものの中では最も見かけるタイプです。

□白樺

こちらもアスペンと同様、加工性に優れ、価格も安価な木材です。
アスペンよりもコシが強いため折れにくいところがポイントです。
こちらも非常に多く流通しています。

□竹

こちらも比較的ポピュラーな木材ではありますが、その特徴は油に強いという点。
耐油性がある素材だからこそ、様々な料理に合わせることが可能であり、特に中華料理や天ぷらといった油を使うことが多い料理に非常にマッチします。
ほのかに香る竹の香りも根強い人気を誇る理由の一つです。

□柳

折れにくく丈夫であり、柳の木そのものが昔から「邪気を払う力」を持っているとされていることから、祝いの場で縁起物として使用されることが多く、その見た目の美しさから高級感も併せ持つ木材です。

□杉

杉は素材そのものが高級感あふれるものであり、柳と同様に祝いの場で使用されることの多い木材です。
特筆すべきはなんといっても高級家具にも使用されるその見た目の美しさ。
杉の木そのものからくる香り高さも食卓に彩りを添えます。


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割り箸の素材は合わせる料理やシチュエーションに応じてさらに選択肢の幅が広がります。
いざという時に迷ってしまわないよう、ぜひ参考にしてみてくださいね。