紙製品のこれからについて思うこと

テクノロジーの進歩も相まって、徐々にその役割を終えていくものというのが飲食業界に限らず様々な業界に存在します。
スーパーマーケットやコンビニエンスストアで無人レジが当たり前のように備わっていたりするのを見て、つい最近までは全く想像がつかなかったような時代が気がつくとすぐそこまで迫ってきているような気がします。
そしてそれはすでに「ペーパーレス」という言葉が当たり前のように使われている現代において、普段我々が取り扱っている様々な印刷物でも同じことが言えるのかもしれません。

例えばコースター工房で言えば「会計伝票」。
現在はタブレットでの注文がほぼ一般的になっており、紙の伝票を目にする機会はかなり少なくなってきています。
手書きによるミスや字が汚くて読めない・・・といったことも起こらないため、効率的と言えば効率的なのかもしれません。

あとは「釣り銭袋」。
こちらについては普段から目にする機会はあまり多くないものではあるものの、夜の社交場においては昔から欠かせないアイテムだったようです。
金銭授受の際にお金が見えてしまっては無粋である、という考えから端を発するこちらの釣り銭袋もキャッシュレス決済の普及もあり、さらに貴重なものになっていくのは自明です。

とはいえ、決して忘れてはならないのが、これらの紙製品を必要としている方はまだまだたくさんいらっしゃるということ。
需要がないからと生産を打ち切ってしまうのはものづくりを行う身としてはあまり考えたくないものです。
コースター工房の強みは独自の生産ルートであるからこその対応力。
引き続き、これら伝票や釣り銭袋といったアイテムもどんどんご依頼を承っております。
テクノロジーの恩恵を受けつつも、たくさんのお客様のお力に慣れるよう努めてまいります。