コースターの印刷方法についておさらい④

定期的なシリーズとしてお送りしているこちらのコーナー。
これまでオフセット印刷、オンデマンド印刷、凸版印刷とご紹介していきましたが、今回は非常に高級感あふれる仕上がりが特徴的な「箔押し」についてご説明したいと思います。

箔押しはいわゆる凸版印刷とほぼ同じものではありますが、大きな違いとしては印刷にインクではなく「箔」と呼ばれる金属を薄く叩き伸ばしたものを用いるという点があります。
特に多く用いられるのが、光沢がある金や銀の箔。
コースター工房で扱っている白さ際立つコースター原紙と合わせることで、その仕上がりは非常に格式高いものになります。
このコースター原紙のほか、黒紙コースターに対してもこの箔は相性抜群。
黒い台紙に光沢が映え、さらにシックな雰囲気を演出することができます。
箔の特性上、料亭やクラブといったVIP向けの店舗からのお引き合いも多く、長年リピートいただいております。

箔といえば「光沢があるもの」といったイメージが強いかと思いますが、実はそれだけではなく、光沢を抑えたマットなものもあります。
いわゆる「消し金」「消し銀」と呼ばれるこれらの箔は、高級感と重厚感を併せ持つ質感が特徴であり、やや派手な印象もある箔押しにおいて、少し落ち着いた風合いを持たせることが可能です。
また、金・銀の箔のほか赤・青・白といった色の光沢を持たない箔も用いることができ、インクとも異なる仕上がりでデザイン性の向上にも繋がります。

コースターの仕上がりを決定づけるにあたり、他の印刷方法と比べてもその効果は非常に高い箔押し印刷。
ぜひサンプルもご覧いただき、その仕上がりをお確かめください。

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