意外と奥深い「箸袋」の世界

お弁当を購入した時や定食屋で食事をとる際などによく見かける飲食店向け消耗品といえば箸袋です。
この「箸を収納する」といった極めてシンプルな用途を持つこちらのアイテムですが、この箸袋ひとつとっても様々なサイズがあります。

箸袋のなかでも最も目にする機会が多いものとしては「ハカマ型」タイプがあります。
これはその名の示す通り箸を半分ほど覆うタイプであり、その姿がハカマを身につけているように見えることからこのような名前がついています。

次いでメジャーなのが中袋型と呼ばれるタイプであり、こちらは箸をすっぽりと覆うタイプ。
こちらは「4型8寸」という大きさで呼ばれることもあり、それ以外にも規格サイズとして「5型8寸」「4型6寸」といった種類があります。
この微妙なサイズの違いは箸を納めた状態のその見た目に大きく関わってくる部分でもあるため、意外に侮れない要素でもあります。

これらの箸袋とはやや趣の異なるものとしては「三つ折り箸袋」というものがあります。
こちらのタイプは一枚の紙を上下左右に折り込むことで袋状にするものです。
ハカマ型や中袋タイプが封筒状のものであるのに対して、こちらの三つ折り箸袋は貼り加工を行わない、ただ折りこまれているだけというシンプルな仕様でありながら、どことなく高級感のある風合いを持ち、料亭などでも広く用いられます。

こうして取り上げてみるとなかなか奥深さを感じさせる箸袋。印刷するデザインによってもその表情は大きく変わるため、ぜひサンプル請求の上、その質感をお確かめください。