これまでは主に紙のコースターに用いる印刷方法について解説していきました。
３回目となる今回は、コルク製コースターに用いられる印刷について説明していきたいと思います。
□シルクスクリーン印刷
メッシュ状の版にインクが通る部分（孔：印刷する部分です）と通らない部分を作り、印刷物にインクを直接刷り込むことでデザインを表現する方法です。
オフセット印刷等とは異なり、様々な素材に印刷ができることも大きな特徴です。
弊社ではコルクコースターのほか、傘への名入れにも用います。
グラデーションや濃淡表現は不可、細かすぎるデザインには不向きではありますが、シルク印刷特有の質感には味わい深い魅力があり、最近では自宅で簡単にシルクスクリーン印刷が行えるキットも販売されていることなどから、一定の人気を誇る印刷方法でもあります。
コルク地との相性も抜群です。
□UVインクジェット印刷
通常のインクジェット印刷と同様、印刷物にインクを吹き付けて印刷を行いますが、その後、紫外線（UV）を照射することで瞬時にインクを定着させる方法です。
先に説明したオンデマンド印刷と同様、版は使用しません。
弊社ではコルクコースターへフルカラー印刷を行う際に使用しますが、その際、コルク地への影響を減らすため、白いインクで下地の印刷（「白引き」と言います）を行い、その上からデザインを印刷します。
インクを乾燥させる時間が大幅に短縮できることもあり、比較的短納期であることも特徴です。
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以上、３回にわたってコースターの印刷方法についてご紹介させていただきました。
ざっくりとした解説であったため、「まだまだ分からない！」「ここが知りたい！」といったことがあれば、コースター工房までお気軽にお問合せください！