コースターの印刷方法について:その2

前回は比較的お問い合わせの多いオフセットコースターとオンデマンド コースターについて解説いたしました。
今回は応用編とも言える弊社おすすめの印刷方法をご紹介いたします。

□凸版印刷コースター

凸版にインクを付け、用紙に圧力をかけて印刷を行う最も歴史のある印刷方法です。
ハンコを捺す時をイメージするとよりわかりやすいかも知れません。

凸版印刷の特徴はなんと言っても印刷面に凹凸が生じる点にあります。
コースターの場合はロゴなどを印刷したその部分がやや凹んだ仕上がりになります。
そのため、コースターの厚みが大きい程よりはっきりとした凹凸が現出し、その分、高級感を演出することができます。
残念ながらその印刷方法の性質上、濃淡やグラデーションのあるデザインは再現不可です。

また、ベタ(コースターの全面への印刷)がある場合は版の圧力が分散されるため、コースター表面の凹凸は出にくくなります。

<おすすめのコースターデザイン>

コースターの形状に合わせ、縁取りをデザインしたりロゴやキャラクターのイラストを配置するのがオススメです。

□空押印刷コースター

印刷方法は凸版印刷と一緒ですが、こちらはインクを使わずに版のみでコースター原紙に圧力をかけ、その凹んだ箇所の印影のみでデザインを表現する方法です。
いわゆる「デボス加工」と呼ばれるものです。

コースター原紙の地色である「白」を基調とした仕上がりとなるため、とても清潔感のある風合いになります。
※黒紙コースターにもおすすめです。

<おすすめのコースターデザイン>

ロゴや店名を一つ大きめに配置するデザインがオススメです。

□箔押しコースター

こちらも凸版、空押と同じ方法となりますが、こちらはインクの代わりに箔を圧着させることでデザインを表現する印刷です。
光沢のある金色または銀色の箔を用いるため、かなりラグジュアリーな風合いのコースターに仕上げることができます。
そのため、格式高い飲食店や高級クラブからのお問い合わせを多くいただく印刷方法です。

印刷する部分の範囲によって価格が変わるため、お見積りの際にはデザインも一緒にお送りいただくことをおすすめします。

<おすすめのコースターデザイン>

ロゴや店名などを小さめに控えめに配置するデザインが高級感が増すのでオススメです。



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いかがでしたでしょうか。
次回(最終回!)は主にコルクコースターに用いる印刷方法をご紹介いたします。
「コースターの印刷方法について:その3」へ続く・・・